remake paint「Type-83」-No problem.-

【Body】70~80's unknown bootcut pants
cotton 100%

アンノウンな個体としては、個人的に
かなり良い線をついているボディ。
ブランドも年代も不詳、cotton100だが
生地は浅い畝が連なり、コーデュロイの
ようにも見えるが異なる。
雰囲気から推定70~80年代かと。
ブーツカットのため、若干のフレア感があります。

いろんな経緯を語り始めると、
自分がremake paintを始めたのは
約2年前、仕事終わり夜の23時。
明日も朝から仕事だと言うのに、
おもむろに１本のワークパンツを取り出す。
それは不可解な衝動により行われたただの
遊びであったと思う。でもそれが、
私には必要なことだった。
「意識」と「無意識」という事象に
とりわけフォーカスを当てて制作をしていた
自分にとって、衣服にペイントをする、その
文脈の中にある「メモリアル」という文化に
魅了された。

メモリアルというのは、40~50年代のアメリカで
スクールやカレッジの卒業記念で仲間内やクラス内で、１つの衣服を母体にメッセージやイラストを描く、と言った寄せ書き文化。
トラウザーパンツに描くのが多く見られるらしいが、スウェットやワークパンツ、様々なボディが存在する。

メモリアルは数人によって制作されることが多いため、テキストの字体やイラストの雰囲気に至るまで、１つのボディの上で様々なタッチで溢れる。
さらに基本的には素人である彼らに、構成するという感覚は皆無。空白だから描く、あえて突飛なところに描く、主張したく無いから小さく描く、本当に様々である。その「意識」と「無意識」の混在したペイントは、とにかくユニークである。

現代の、成人した男、1人によるメモリアル制作は、
後の私の絵画制作にも多大な影響を及ぼす、
大真面目な遊びであり、トレーニングである。
ただメモリアルを再現するものでもなく、
個人的解釈とプラスαを。

童心が抜け落ちる我々大人にとって必要なのは、
無意味や無価値の中に、遊びと鍛錬を持って、
ユニークを創り出すこと。
いつまでも子供のように、感受していけるように。


◎サイズ　　　　
ウエスト約41.5cm
股上約26cm
総丈約99cm
裾幅約27cm

主にusedのアイテムにペイントを施して
いるため、使用感、汚れがある場合が御座います。
作家自身が最終的なクオリティに見合った状態、風合いだと判断したものを厳選して制作しておりますので、その仕様も含めてお楽しみ頂けますと幸いです。気になる方は、特筆したものが無いか一度メッセージをお送り下さいませ。細かな状態をお伝えさせて頂きますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

気になる点はbase,
もしくはinstagramアカウントで
DMにてお待ちしております。
DMから決済リンクをお送りして
購入頂くことも可能です。

単独でのお洗濯をお勧めします。